2009-05-18
「ごきげんな裏階段」佐藤多佳子著2009年4月20日日本標準
大学の頃に読んだデビュー作「サマータイム」以来、それほど熱心ではないにせよ、読んできた人。ただし、この作品も1992年に理論社から刊行されているそうなので、結構古い作品なんですね…というくらいのファン。
対象は、小学校高学年から、とのこと。なので、仕方ないのだが、漢字の振り仮名がちょっと邪魔。
かなり荒唐無稽な設定で登場人物が、その事態を困惑しつつ受け入れていくところが笑える、というか、ほほえましい。
ま、この切なかったり、爽やかだったりするけれど、ちょっと深みにかける人物描写が直木賞にいたらなかった理由か?(@一瞬の風になれ)
でも、わるいか!っという気がするんだよね。この人の場合。
設定で読ませる、ということなんですかね。
漫画家だけれど、佐々木倫子、的な感じ?
ん〜、違うか?
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