bice 「かなえられない恋のために」を買ってしまいました。
中島優子さん。亡くなった後に、初めてbiceで活動していたことを知りました。
知っていたら、おそらく同時代でしっかり聴いていたはず。極めて残念。
で、どうしても、そういう気分できいてしまうんです。早世したアーティストとして…。
ということで、1ヶ月ほどしっかりきいて、それから書くことにしました。
やはり、ウィスパーボイスなので、全体印象としては、ボヤーっとしてますね。けだるい感じ。
しかし、しかしですね。いいんですよ。やはり。
メロディなのかな、結局は。
切ない系のメロディ、アレンジ。
中島優子時代には、もう少しは声が出ていたと思うんだけれど、もう、ひたすら囁き続ける。
誰に似ているんだ、といわれれば、charaかなぁ。あとは、立ち位置的には、山口由子あたりかなぁ?
1. レッドバルーン
タップ?をモチーフに少々アップテンポで導入。70'sのAORな雰囲気だけれど、どうにもビートルズ(それもポール)なラッパが鳴り、愛や恋を歌う。
2. lily on the hill
これもタイトルからしてビートルズを想起せざるを得ない。ドタバタするドラムがリンゴを思い起こさせる。個人的には間奏はもう少しどうにかならなかったのかな、と思う。
3. 100年後にはふたりはいない
ですこ、ですか?ずんどこずんどこ。なくなってしまった今となっては、詩が切ない。旦那さんはこの曲、聴きたくないだろうなぁ。スウィング・アウト・シスター「ブレイクアウト」な感じを出したかったのかな?
4. in lovers time
映画音楽、それもおフランス?でもこの人が歌うと、そうならない。何か悲しい。
5. 停戦しましょう
アップテンポ。ちょっとボーカルは言葉が詰まってバタバタしている感じがあって、そこが可愛いともいえる。もう少し改善できた感じはするけれど、敢えて、つたない感じを出して、詩の内容と整合をはかったのかな。
喧嘩している恋人同士の仲直りしようかな、という一瞬を女性側から切り取った詩。
6. スプラッシュ
アレンジは受け狙いナ感じもするけれど、歌詞はアンビバレントな気分と楽観主義が入り混じっていて、自分でもよく分からないなーって恋な感じをだしているのかな。
7. ordinary days
ギターで刻むところがイマイチ好きになれないけれど、60's後半な感じ、といわれれば納得せざるを得ないかな。 ドタバタドラムが再びリンゴな感じ。
8. 太陽が生まれ変わる頃
少々、中島優子時代を思わせる曲、アレンジ。
9. heaven
名曲でしょう。小品だけれど。
10. ただ恋しくて会いたいなんてね
この人が歌わなければ、火曜サスペンスとかわけのわからないところでも使われそうなメロディ、アレンジ。でも、この人のボーカルでは使えないだろうなぁ。
11. cine love 4
これは、charaっぽい。それにしても、ドラムがバタバタ。
色々書きましたが、やはり、いいです。
惜しい人を亡くしました。
コメントをする